NextDrive が OpenADR に基づく自動ディマンドリスポンス対応 ゲートウェイの開発に着手! 電力コストの削減と電力需給バランス確保に貢献

早稲田大学・EMS新宿実証センターの協力により、NextDriveによる自動ディマンドレスポンス技術の開発に着手し2019年からの実用化を目指す

NextDriveは、ディマンドリスポンスの標準プロトコルとしてOpenADR(*)の日本国内の標準化・相互運用性を推進する早稲田大学・EMS新宿実証センターの協力のもとで、OpenADRのプロトコルスタックを開発し、HEMSゲートウェイCube(以下、Cubeと略す。)への実装に着手します。構想としては、自動ディマンドリスポンス(Automated Demand Response、以下「ADR」と略す)プログラムに参加した需要家は、電力会社や電力アグリゲーター企業からの節電指令を受け、PCSや蓄電池など制御対象となる家電機器をCubeが自動操作することにより、電力ピークカットに貢献しインセンティブを得ます。電力会社の電力ピークに対応した発電施設の新規建設を抑制しコストを削減すると同時に、電力系統の安定稼働にもつなげる仕組みです。

(*)OpenADRは、米国で開発された、ディマンドリスポンスに参加する事業者の間のメッセージの記述やその交換手順などを定めた民間規格。現在、IEC(国際電気標準会議)において、国際標準化の手続き中。

現行のディマンドリスポンスはほとんど自動化されていなく、電力会社やアグリゲーターが大口電力需要家に電力使用量抑制の要請行ってから、需要家側にて手動で電気設備を操作し、電力使用量を削減するのが一般的です。そのため、夏場など全体的な消費電力が急激に上昇した場合、一般家庭では家電機器の調節による節電が間に合わない状況です。こうした状況の解決策として、NextDriveは家電機器の自動制御に使用できる Cube に OpenADR を実装することで電力会社やアグリゲーターとの通信を可能とし、自動ディマンドリスポンスを実現するための開発に着手する事といたしました。

世界最小クラスの HEMS ゲートウェイ Cube は重量がわずか 60 グラムで、スマートメーターとWi-SUN無線で接続し、住宅の電力使用状況の把握や電気料金の試算などができます。既に2017年より日本国内での販売も開始しております。今回 OpenADR の Cube への実装に当たり、早稲田大学・EMS新宿実証センターからの協力を得て検証評価を行い、台湾地域での実証実験を予定しています

2017年8月15日台湾での事。気温が35度にも達する真夏の夜、いつもなら喧噪に包まれているラッシュアワー時の街が一瞬にして黒一色に染まり、そこから全ての明かりが消え失せてしまいました。ごく一部の地域に限定された小規模な停電かと誰もが思っていましたが、それは台湾全体が暗闇に陥る大変な事態でした。影響を受けた世帯は合計838万世帯以上で、交通網も麻痺状態を余儀なくされ、6時間にも及んだ大規模な停電による経済的な損失は、数十億台湾元を下らないと言われています。

後に、電力インフラ関連の原因であることが判明しましたが、停電直前における電力使用量が3,645万キロワットという歴史的な数値を記録したのも紛れもない事実です。にもかかわらず、その時における台湾全体の予備運転力は残りわずか3.17%で、国際的に安全とされている10%~30%を遥かに下回っている状態でした。地球温暖化が進み、夏に入ると記録的な猛暑が続くような状況の中、電力不足の問題が台湾社会の安定と発展にとっての由々しき事態となりつつあることが、誰の目にも明らかな形で白日のもとにさらされたのです。

一般家庭での設置を目標に電力不足の課題解決に取り組む

ADRの技術を台湾の一般家庭に実装し、広めること、それが我々の目指す次の目標です。そのためにCubeは欠かせないカギとなります。製品サイズのコンパクトさに加え、セットアップや操作も簡単にでき、かつ価格もお手頃なCubeは一般ユーザも手が届きやすい、ホームに最適化したエネルギー管理ソリューションです。一般家庭におけるADRの導入はお家に実装する設備への不安や不信感を伴うため、推進が困難とされるのが現状です。そこへ我々は、Cubeが電力会社、アグリゲーター、そして何より一般家庭にとっての強い味方となるよう、今後さらに技術開発に力を入れていきます。


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